【比較】foodpanda(フードパンダ)はWolt(ウォルト)と何が違う?メリット・デメリット解説【配達員向け記事】

かたぴ

みなさんこんにちは。この記事を書いたかたぴです。現役でfoodpandaの配達ライダー(フードパンダの配達員)をやっております(累計配達回数は850回以上)

「foodpanda(フードパンダ)で配達を始めてみようか迷っている」
「foodpandaはWoltと何が違うの?」
この記事ではこのような方の疑問にお答えします。

結論から言うと、Woltと比較したfoodpandaでの配達は報酬は高いが色々と難ありといったところです。

Woltも同時配達とロングドロップの配達が運良く組み合わされば報酬はそれなりに美味しいのですが、やはり配達1件あたりの単価を比較するとWoltはfoodpandaには到底勝てません。

ただ、報酬が高いとは言っても、foodpandaは誰にでもオススメできるフードデリバリーではありません。
かなり人を選ぶ仕事であることは間違いないです。

そこでこの記事では、Woltとfoodpandaの両方とも配達してきた自分が、Woltと比較した『foodpandaで配達するメリットとデメリット』を徹底的に解説します!

かなり長い記事になってしまい恐縮ですが、ぜひとも参考にしてもらえれば幸いです!

Woltと比較した、foodpandaで配達するメリット

まずはメリットから。
結論から書くと、以下の4点です。

  • 報酬が高すぎるくらいに高い
  • ピック時の距離料金も発生する
  • 完全シフト制なので供給過多になる可能性は低い
  • 配達グッズ代がデポジットで引かれない

ひとつひとつ見ていきましょう。

報酬が高すぎるくらいに高い

配達回数は少ないのに報酬が高い

上記画像はとある1週間の自分の配達の実績です。
詳細は以下の通り。

  • 2021年2月15日(月)〜2021年2月21日(日)の1週間のうち6日間稼働
  • 配達エリアは埼玉(2021年1月21日にサービス開始)
  • 配達車両には125ccの原付バイクを使用
  • 1週間の稼働時間は約30時間
  • 1週間の配達件数は66回
  • 1週間の報酬は79,585円
  • 報酬を稼働時間で割ると稼働1時間あたり2,670円
  • 報酬を配達件数で割ると配達1件あたり1,205円

純粋な配達単価だけを比較するとfoodpandaの配達単価はWoltの2倍くらいはあります。

Woltと比較したfoodpandaのメリット4点といいましたが、報酬がメリットの9割を占めていると言っても過言じゃないですね。

Woltでは2021年2月8日に距離料金が改定になり配達1件の単価で1,000円は超えなくなってしまったため、配達1件の平均ですら1,200円超えというfoodpandaはかなり報酬が高いと言えます。

全然配達件数をこなしていないのに「もう10,000円いったの!?」みたいな。
Woltでの配達経験が多い人ほど驚くと思います。

かたぴ

ただ、明らかに報酬が高すぎるので、将来的に報酬が下がる未来は避けられません。世界各国のfoodpandaでも報酬が下がってますしね。お得に配達ができるのは報酬が高い最初のうちだけですよ。

ピック時の距離料金も発生する

foodpandaはピックアップに向かうときの走行距離も報酬に影響します。
そのため、ロングピックならそれだけ報酬も増えることに。

一方のWoltはピックアップに向かうときの走行距離は報酬に影響しません。
Woltではロングピックになればなるほど損をするということになります。

Woltで高い収入を狙うとなると鳴りを拒否できない複数同時配達モードを選ばないといけないので、ロングピックが割り振られるかどうかは運ゲーになってしまうのがツラいところ。

かたぴ

Woltで1件配達モードという配達モードを選べば鳴りを拒否できるためロングピックの配達はしなくて良くなりますが、どうしても収益性が下がってしまいます。foodpandaとの収入の差は更に開いてしまうでしょう。詳細は下記の記事にて。

完全シフト制なので配達員の供給過多になる可能性は低い

foodpandaの配達員の仕事は完全シフト制です。
つまり、シフトを入れていないと一切稼働することができません。

これは言い換えると、その時間帯は決まった人数しか稼働できないということになります。

Woltもシフトを入れて稼働することはできますが、フリーでも稼働できるじゃないですか。
もしフリーで稼働する人が多い場合、注文の取り合いになってしまうため、配達員一人あたりの鳴りが減ってしまう恐れがあります。

かたぴ

foodpandaであれば配達員が過剰に街にあふれることはありません。

配達グッズ代がデポジットで引かれない

foodpandaのピンク色の配達バッグやジャケットは専用のネットショップで購入することになります。

ただ、foodpandaの配達バッグやジャケットの使用は義務ではないので、既に他社で配達していて配達バッグを持っているならノーコストで配達をスタートさせることも可能。

一方のWoltは配達バッグやジャケットといった配達グッズでデポジット代5,000円が必ずかかります。
デポジットなので配達員を辞めるときに配達グッズを返却すれば返金されますが、配達グッズを使わなくても最初の報酬から5,000円引かれることに。

かたぴ

既に配達グッズを持っている人からしたら、foodpandaでは報酬からデポジット代が引かれず振り込まれるので最初の収入は多くなりますね。
スポンサーリンク

Woltと比較した、foodpandaで配達するデメリット

次に、デメリットを解説していきます。
こちらも結論から書くと以下の9点です。

  • 時間的自由さは失われる
  • 店での待ち時間が長い
  • 配達アプリが使いづらい
  • 休業してる店が鳴ることがある
  • 現金払いの配達は必須
  • 鳴りを拒否できるが拒否しづらい
  • 軽貨物での配達はできない
  • チップ機能がない
  • 全体的にイライラする要素が多い

ひとつひとつ見ていきましょう。

時間的自由さは失われる

Woltみたいに好きな時間にオンラインにして好きな時間にオフラインにするといった時間的自由な働き方はfoodpandaではできません。

繰り返しになりますが、foodpandaの仕事は完全シフト制です。
事前にシフトを入れないと一切稼働できません。

また、foodpandaにはWoltみたいにシフトをキャンセルする機能はありません。

稼働がどうしても難しくなった場合はシフトを交換に出しましょう。
他の配達員の誰かが引き取ってくれればその時間帯は稼働しなくて良くなります(ペナルティーもありません)

ただし、シフトの引き取り手が最後まで現れなかった場合は、責任を持って稼働しないといけません。
どうしても稼働できない場合は欠勤となり、みなさんのアカウントに傷が付きます。

欠勤を繰り返すとアカウント停止になってしまうかも・・・?
安易にシフトを入れまくるのは禁物です。

かたぴ

Woltならシフトを入れても48時間前までなら自分の意志だけでキャンセルできますし、48時間前を過ぎてしまってもサポートに理由を説明すればキャンセルしてもらえます(もちろん直前キャンセルのやり過ぎは予約できなくなる恐れもあるとのことですが)

店での待ち時間が長い

Woltでも店で待たされる(ピックアップ目安時間を過ぎる)ことは度々ありますが、foodpandaだと更に待たされる傾向にあります。

foodpandaで待たされがちな理由は以下の2点。

  • 店が商品ごとに調理時間が設定できない
  • 飲食店へ注文が入ったタイミングで配達員にも配達リクエストが入ってしまう

こういった仕様なので店もfoodpandaのシステムには困っているとのこと。
くれぐれも、待たされても店を責めないように。

鳴ってからすぐに向かったのではまず待たされます。
経験上、foodpandaでは待たされない店のほうが珍しいと思ってください。

配達員としてはピックアップに向かい始める時間を調整したり、読書などで待ち時間を有意義に過ごしたりなどして、工夫する必要があります。

かたぴ

時間通りに商品が出てくると「おおっ!」って感動してしまうレベル。

配達アプリが使いづらい

Woltと比較するとfoodpandaのほうが配達アプリが使いづらいです。

以下の二つが特にツラいですね。
それぞれ解説します。

  • メッセージを返信しないとチャット画面を閉じれない
  • 地図がオートスケールしない

メッセージを返信しないとチャット画面を閉じれない

返信しないとエラー画面が出る

まず、お客さん(注文者)からメッセージが届くと、強制的にチャット画面が開くだけでなく、何かしら返信しない限りチャット画面を閉じれなくなります。

チャット画面が閉じれないと、お届け先の住所や地図が見られなくなってしまうんですよ。
走っているときにメッセージが来たら、一度立ち止まって返信しないとお届け先が分からなくなってしまいます。

お客さんから「ありがとうございます」「よろしくお願いします」など、それ以上やり取りは不要な一言だけのメッセージが来たときですら返信が必要です。

実際にやってみると結構イライラすると思います。
「なぜこんな仕様にしたんだ?」って思うこと間違いなし。

地図がオートスケールしない

Woltだとピックアップ先やドロップ先との距離に応じて地図がオートスケール(自動で拡大縮小)しますが、foodpandaだと地図がオートスケールされません。

例えばロングピックやロングドロップだと地図がかなり縮小されてる状態から走り出すので、ピックアップ先やドロップ先に近づいたときにそのままの縮尺では詳細な位置が分かりません。

そのため、ピックアップ先やドロップ先に近づく度に、手動で現在地ボタンを押して地図の縮尺を更新する必要があります。
これが非常に面倒なんですよね。

かたぴ

Woltのアプリも使いづらいところはありますが、foodpandaと比較すると「Woltのアプリはまだ使いやすいほうだ」と思わずにはいられません。

休業してる店が鳴ることがある

店が休業中なのでサポートに連絡中

にわかに信じられないことですが、foodpandaではまれに休業中(営業時間外)の店が鳴ってしまうことがあります。

休業中なので当然ピックアップに向かっても商品は受け取れないので配達できません。
到着後にサポートに休業していると連絡すると注文自体がキャンセルになります。

店に到着していればキャンセルになってもピックアップ時の距離料金だけはもらえますが、向かい損であることに変わりはないので「せっかく来たのに!なんだよ!」って思うこと間違いなし。

Twitterを見ている限り、休業中の店が鳴るトラブルは日本各地で何ヶ月も前から発生しているようで、運営が本腰を入れて改善していないという風にも考えられます。

一方のWoltは『おもてなしフードデリバリー』という標語を掲げていることもあり、信用構築に対してはかなり力を入れていると感じます。

正直なところ、注文者(お客さん)への信用構築に関してはWoltとfoodpandaは雲泥の差がありますね。

かたぴ

何より注文したお客さんが可哀想ですよね。お腹をすかせて心待ちにしていたのに店が休業でキャンセルされたなんて笑えません。信用を失っていることをfoodpandaは認識しているのでしょうか?

現金払いの配達は必須

現金払いのお客さんだったときの画面

Woltでは現金払いの配達はそもそもありませんが、foodpandaでは必須となります。

そのため、配達中は常に現金を持ち歩く必要があります。
お釣りを用意する必要があるほか、責任をもって大量の現金を持ち歩かなくてはなりません。

Uber Eatsで現金払いの配達をやったことある人ならいいですが、Woltでしか配達したことない人だと最初は慣れないかもしれませんね。

かたぴ

参考までに自分が使っているコインケースを載せておきます(紙幣は各自好きなバッグでどうぞ)

鳴りを拒否できるが拒否しづらい

foodpandaも鳴ったときに行きたくない店だったら拒否することはできるのですが、拒否すると承諾率(応答率)が下がり、ランクが下がってしまいます。
そのため、拒否はできるけど拒否しづらいというのが率直なところ。

foodpandaでは配達員一人ひとりにランク制が導入されており、上位ランクほど次週に恩恵が受けられる仕組みです。

もし最上位ランクであるランク1を狙おうと思ったら拒否なんてできたもんじゃありません。
一度でも拒否したら次週のランク1は無理です。

一方のWoltでも1件配達モードで配達すれば鳴ったときに拒否はできますし、特にペナルティーもありません。

かたぴ

行きたい店だけピックアップに行きたいというのであればWoltのほうが気楽です。

軽貨物での配達はできない

札幌の冬季限定を除き、foodpandaでは軽貨物での配達は一切認められていません。

そのため、Woltの配達を軽貨物でやっている人は、以下の車両のいずれかを用意しないとfoodpandaでは配達できません。

  • 自転車
  • 125cc以下の原付バイク
  • 緑ナンバーのバイク

雨の日や寒い日は軽貨物での恩恵が大きいだけに、ひとつ残念なポイントになります。

かたぴ

該当する人はかなり限られるとは思いますが、軽貨物の方は要注意。

チップ機能がない

foodpandaにはWoltとは違ってチップ機能がありません。

Woltのチップ機能も注文前にしか付けられないので使いやすさ的にはまだまだこれからだとは思いますが、無いよりはあったほうがいいですよね。

過去の配達での経験上、現金払いのときに「お釣りいらない」で現金チップをいただくことがあるので、foodpandaでのチップは現金払いの配達に期待しましょう。

かたぴ

まぁ報酬が高いので、チップがなくてもWoltよりは稼げるとは思いますけどね(笑)

全体的にイライラする要素が多い

ここまで挙げてきた通りfoodpandaというのは、待ち時間が長かったり、使いづらいアプリだったり、休業してる店が鳴ったりと、問題が多々あります。

「メンタルが不安定な人や、怒りっぽい人にfoodpandaはオススメできないなぁ」というのが率直なところ。

「foodpandaの報酬はイライラの対価」と言う人がいるのもうなづけてしまいます。

イライラしたあまり無茶な運転をして、事故に遭ったり事故を起こしたりしたのでは話になりません。

かたぴ

イライラしたとしても冷静になって自分を自分でコントロールできる人じゃないとfoodpandaでの配達は務まらないでしょう。

まとめ

Woltと比較した、foodpandaで配達するメリット・デメリット
  • メリット
    • 報酬が高すぎるくらいに高い
    • ピック時の距離料金も発生する
    • 完全シフト制なので供給過多になる可能性は低い
    • 配達グッズ代がデポジットで引かれない
  • デメリット
    • 時間的自由さは失われる
    • 店での待ち時間が長い
    • 配達アプリが使いづらい
    • 休業してる店が鳴ることがある
    • 現金払いの配達は必須
    • 鳴りを拒否できるが拒否しづらい
    • 軽貨物での配達はできない
    • チップ機能がない
    • 全体的にイライラする要素が多い

以上、Woltとfoodpandaの両方の配達を経験してきた自分が思う、Woltと比較したfoodpandaのメリット・デメリットでした。

正直なところ誰にでもオススメできるようなフードデリバリーではありません。
報酬のために色々なものを犠牲にしてしまう感があるので。

また、報酬も高すぎるので、いずれ報酬が下がることは間違いありません。
投資フェーズだから金額が高いだけで、今の金額のままでは運営は大赤字です。

ちなみに先日Twitterでアンケートを取ってみましたが、もしfoodpandaの報酬が競合他社と同じまで下がったら、大半の配達員は辞めてしまいそうな傾向が見て取れました。

それくらい報酬だけのためのフードデリバリーになってしまっているとも言えます。
本当にそれでいいのかfoodpandaよ…

そのため、報酬が高い最初のうちだけ稼働して、競合他社と同じくらいの水準まで報酬が下がってきたら他社に移るというのが現実的で賢いやり方な気がしますね。

かたぴ

報酬が下がるまでに報酬以外で他社を超えるようなサービスに進化すれば話は別ですが…どうなることやら。高い報酬という甘い蜜を吸いたいならどうぞお早めに。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA