自転車で日本中を旅したほどの俺が『自転車に乗るのが好きな理由』を5個語るよ

かたぴ

みなさんこんにちは。かたぴ(@katapi1103)です。

学生時代、自転車が彼女だと言い張っていた時期もあったものです。
それくらい俺と自転車は切っても切り離せない存在。

こちらの記事にも書いたのですが、中学生の頃から自転車で走り回る日々を送ってました。

時にはえげつない傾斜の峠道を息を切らしてゼエハアゼエハアしながら登ることも。
自転車乗りは「ドMなの?」と言われてしまう運命から永遠に逃れられないでしょう。

さて、そんな俺は自転車乗りであることに今でも誇りを持っています。
学生時代に自転車部にジョインして日本中を旅したのはもちろん、社会人になってからも新卒入社した会社(前職)と転職した会社(現職)でも自転車部の一員として活動しています。

「自転車って疲れるだけじゃん?」
「クルマや電車に乗っていけば良くない?」

そう思ってる方、今回はそんな自転車乗りの話を良ければ聞いてくださいな。
自転車に乗るのが好きな理由5個語りたいと思います。

理由1 達成感が半端ないから

もう第一にこれですね。
自転車のエンジンは己の身体。

自分の身体(体力、筋力、ハンドリング)を駆使してどこか遠くまで行くわけです。
この達成感はクルマやバイクといったガソリンを使って走る乗り物や公共交通機関では味わえません。

これは自転車乗り特有なのか俺特有なのか分かりませんが・・・
「飛行機や新幹線で行った場所って、本当に陸路で行けるんだろうか?」
って思うこと、皆さんないでしょうか?

何を言ってるんだって思いますか?
地図見れば分かる?
確かにそうなんですけどね。

北海道にしても九州にしても。
あー、まぁ北海道はフェリー使わないと渡れないからちょっと違うけれど。

飛行機や新幹線で行った場所で、思い出の観光場所・駅・空港。
みなさんも色々あるはずです。

そんな場所へ自転車で行ってみるとどうなるのか。

まず、
「あぁ、家からこの場所まで本当に陸路で行けるんだな」
とリアルに感じます。

線路は続くよどこまでもじゃないですが、確かに道は目的地まで続いているんです。
長い長い道をひたすらに走り続けて、ようやく辿り着いた目的地。

長かった、大変だった、でもここまで頑張ってきて良かった。
そう思えるのは自転車だからこそ得られる達成感なのです。

大学院の卒業旅行で、俺が選んだのは東京→大分の10日間の自転車旅。
じいちゃんの家がある大分県、自転車乗りの集大成として懸命にペダルを漕ぎ続けました。

「孫が東京から自転車でやってきた!」
行く先々で自慢げに語るあの日のじいちゃんの姿は忘れられません。

かたぴ

「こんなところまで自転車で来られるほど、俺は身体も心も強くなったんだ」
自分の身体がエンジンな自転車だからこそ、自分の成長もより感じられて達成感もひとしお。

理由2 風になれるから

クルマでドライブするのも好きなんですが、やはり自転車だからこそ得られるメリットがあります。

それは風を感じられること。
追い風でも向かい風でも。

風を感じながら走っていると、
「あぁ俺は今風になっているんだ」
と感じますね。

特に下り坂はゴーーッと強い風を受けながら走るわけです。
あのときの爽快感といったらそりゃもうたまりませんよ。

峠道を自転車で登ること自体は苦行でしかないんです。
でも、下り坂の爽快感というご褒美があるから頑張れる。
登りでビショビショになった汗も一気に乾くし(寒すぎると風邪ひきますがw)

スポーツ用自転車はタイヤも細いから結構スピード出るんですよね。
もういつだったか忘れましたけど、最高で67.0km/hも出したことあります。

クルマの60km/hと自転車の60km/hは全然違いますよ!
自転車はタイヤが細いのとクルマのように壁がなくて生身ゆえ恐怖感が段違い。

かたぴ

まぁ今はもうそんなにスピード出しませんけどね。
当時は若気の至りと言いますか・・・w

理由3 毎日変わる街の風景を見るのが楽しいから

学生時代のとき、電車通学だけでなく時々自転車通学もしていました。
片道29km、時間にしておよそ1時間半の自転車通学です。

自転車で走っていると街の風景がリアルに感じられてより楽しめます。
スピードもそこまで速くないし、生身だからクルマのように壁もないしね。

何より、同じ道でも走るたびに景色が変わるのが大好きで。

  • あんなところにコンビニが新しく開店してる
  • あの飲食店なくなっちゃったのかぁ・・・
  • まどかの痛車だ!
  • 今日はあの小学校午前授業なんだね〜
  • 信号機が新しくなってる・・・!
  • 今日はやけに渋滞してるな〜
  • 白バイが違反車の追跡を始めた!
  • 沈みかけてる夕日、きれいだな
  • 道路の白線が新しく塗り直されてるだと・・・!
  • 街灯が設置されて明るくなった
  • コンクリが修復されて走りやすくなったぞ!

・・・挙げたらキリないですね。

それくらい毎日変化があります。
同じ日なんて1日たりともありません。

「今日はどんな光景が待っているのだろう?」
「今日一日何が起こるのだろう?」

そんなワクワクを求めてペダルを漕ぎ続けるのです。

かたぴ

性格的にもひたすら同じことを繰り返すのは苦行に感じてしまうタイプ。
やる度に変化があるほうが新鮮感あっていいですね。

理由4 人と違うことがしたかったから

多くの人と同じことばかりやるのはどうも好かなくて。

俺、昔からあまのじゃくなんですよ。
特に高校生の頃はTheひねくれものって感じでしたねw

高校生のとき1年ちょいだけ吹奏楽部に入ってたんですけど、高校野球の応援のために球場まで演奏しに行くときがありまして。
球場も遠くて、立川とか府中とか、時には南大沢とかもありました。

当然皆は電車で球場まで向かいます。
でも俺だけ自転車で球場まで向かってたという。
集団行動できない勢www

自分なりの反抗だったのかもしれません。
何の変哲もない凡人として扱われたくない的な。
君らと俺は違うんだ!自転車好きだからいいだろ!ってね。

当時は身勝手な行動も多くてその節はご迷惑もおかけしました。

まぁそれはさておき。
自転車で近所だけ走ってたら多くの人と変わらないけど、旅までしたらかなりのレア人間になれる。

もともと好きだった自転車が、性格も相まって更に好きになってしまいましたね。
自転車が俺のアイデンティティーなのだ、と。

かたぴ

就活の面接でも自転車での旅の話は盛り上がりました。
そのおかげか分かりませんが、就活の面接で落ちたことは一度もありません。

理由5 旅人に憧れているから

「旅と旅行は違う」
これ、分かります?

旅行っていうと公共交通機関で向かって、有名な観光地を巡って、アクティビティを楽しんで、美味しいご飯食べて、温泉入って・・・みたいな。
何時にどこに行くのかまで決まっていて、ただいつもとは違う場所を楽しむだけというイメージが強いです。

一方の旅は、大まかな目的地は決めるけど、そこに行くまでどこにどれだけ寄るのかも当日次第。
見知らぬ土地でも自分の知識とスキルを活かしてどうにか生き抜くサバイバル要素もある。

すべての行程をその日の気分で決めつつ、自分のこれまでを振り返りこれからを考えるそんな時間。
それが俺にとっての旅です。

旅を終えると一回りも二回りも人として成長した感あります。

自分の身体をエンジンにして走り続け、フラフラと立ち寄れる自転車は旅と相性が良いのです。
キャンプツーリングとかやると尚更気分は高揚しますね。

かたぴ

「ふと立ち止まって振り返ったとき、そこに至るまでの道筋が自分の人生だ」
結果じゃなくて過程を楽しみましょ。自転車旅は濃密な過程を提供してくれますよ。

まとめ

俺が自転車に乗るのが好きな理由

  • 達成感が半端ないから
  • 風になれるから
  • 毎日変わる街の風景を見るのが楽しいから
  • 人と違うことがしたかったから
  • 旅人に憧れているから

以上、自転車に乗るのが好きな理由5個でした。

自転車は自分の身体をエンジンにして走るというのに、徒歩より5倍も6倍も速いです。
行動範囲が段違いに増えるんですよね。

そんな自転車で遠くまで行った暁には達成感がすさまじい。
俺はやりきったぞ!嬉しい!ってね。

肉体的だけでなく精神的にも自分の成長を感じられますよ。
足の痛みにも息切れにも負けず、ゴールまで諦めない!というのは大いに心が鍛えられます。

まぁ社会人になってからは学生時代ほど乗ることなくなってしまったんですけどね〜。
それでもたまに自転車で遠出するときはワクワクしますよ!

今の寒い時期は走っててどうしてもツラいので・・・
また暖かくなったら、ですね。

程よい気温のときが自転車は楽しめますよ。

春が待ち遠しい。