学生時代の論文執筆で学んだ『文章構造』がブログの執筆にも活きている話

かたぴ

みなさんこんにちは。かたぴ(@katapi1103)です。

社会人になる前、俺は理系の大学院におりました。
理系ともなると論文を書いたり学会発表に参加したりするわけですが。

そんな当時、所属していた研究室の教授からこんなことを言われたんですよ。

「論文を読む人は概要(Abstract)や要約(Summary)をまず読んで、その後にまとめや結論(Conclusion)を読む。それで内容が気になったら本文が読まれていく。」

今思うとこれってブログにもそのまま通用する話だなぁと思いました。

「ブログってどういう構造で書いたらいいの?」
「分かりやすく伝えるために工夫していることはある?」
「今、学生だから論文書いてるよ!」

そんな方々にとって参考になれば幸いです。

論文の書き方から見るブログに活かせそうな3個の知見

総じて言えるのは、
「忙しい人にもサクサク内容が伝わるように文章構成を考えよう」
という点に尽きるなぁと感じます。

知見1 導入部分で結論と動機を伝えること

記事の冒頭でまずは結論をブチかまします。

仕事でよく言われる「結論から言いなさい」と同じですね。
雑談でもなけりゃ、ダラダラと何が言いたいのか分からん話は聞いていて「はよ!」と気持ちになりかねませんw

あとは動機。
その結論までたどり着いたからには、何かしらの動機があったはずです。

論文で言えば背景に当たる部分ですね。
ブログではリード文とも言われてますが、最初の見出しに入るまでの部分の文章になります。

リード(Lead)、すなわち本文まで読者を連れて行く部分に当たります。

この記事では何を主張したいのか、記事を書いた人がどんなスタンスを取るのか(例えば賛成派 or 否定派)をリード文で伝えます。
また、記事の内容が「自分と関係がある記事だ」感じさせることで、読者が本文に入る前に離脱してしまうのを防ぐ目的も。

かたぴ

ブログの導入部分でその結論に至った経緯や背景を語ればその人の人間味が出しやすい部分になると言えます。

知見2 見出しだけで記事の内容がざっくり分かるようにすること

現代は忙しい人が多いです。
ブログも当然ながら流し読みされるのが常。

そんな読む人が視覚的に目に留まりやすい箇所のひとつが見出しです。
この見出しを見るだけで記事の内容がざっくり分かるようにしましょう。

見出しを見て、読者が
「それってどういうこと?」
「詳しく知りたい」
と思ってくれれば、本文を読んでくれることでしょう。

見出しとはその本文を一言で表したもの。
逆に言えば、見出しを深掘りしていった内容が本文となるわけです。

なかなか適切な見出しをつけるのは難しい。
しかし、読みやすい記事というのは適切な見出しで文章が構造化されていると感じます。

かたぴ

見出しを付けると目次にも表示されるようになります。
本文を読む前にこの記事ではどんなことが書かれているのか、事前に教えてあげると読者に親切ですね。

知見3 まとめでは記事内の主張を振り返る

記事の末尾ではまとめを書きましょう。

読者も記事を読み進めていくうちに記事の最初のほうを忘れてしまう可能性があります。
まとめでもう一度書いてあげることで、読者の記憶に再度記事の内容を伝えることができますよ。

まとめですから、要点をピックアップして、もちろん過不足なくね。
記事内の主張がまとめ部分でまとまってなかったらまとめじゃなくっちゃいますw

かたぴ

記事のまとめは、仕事のプレゼン手法であるPREP法にも通ずるものがあります。
Point(要点)、Reason(理由)、Example(例示)と挙げて、最後にもう一度Pointを伝えて締めるのと同じようにね。

まとめ

論文の書き方から見るブログに活かせそうな3個の知見

  • 導入部分で結論と動機を伝えること
  • 見出しだけで記事の内容がざっくり分かるようにすること
  • まとめでは記事内の主張を振り返る

論文執筆において学んだ文章構造がそのままブログの執筆にも活きている話をしてきました。

まず、記事の導入部分でこの記事を通じて何を言いたいのかをまず伝えましょう。
「この記事は自分に関係ありそうだ!」
と思わせるのも導入部分ならではです。

本文中では適切に見出しをつけて内容を深掘りしていきましょう。
上から見出しを読んでいくだけでも内容がざっくり分かるように見出しを設定していくのがポイントです。

最後にまとめをお忘れなく。
この記事を振り返るとどういう内容だったか、読者が次にどのようなステップを踏み出せるようにするのか、振り返りましょう。

文章で論理的に伝えたいのであれば、やはり型があるんだなぁと感じた瞬間ですね。
ありがとうございます教授。


以下の記事のように、細かな点で更に気をつけてあげるとより分かりやすく伝わりやすい文章になります。
よろしければどうぞ。