Woltはサポート体制がしっかりしており、Uber Eatsより安心して配達できる要素が多いと思ってます。
そこでこの記事では、WoltとUber Eatsの両方で配達パートナーをしている私がUber Eatsと比較したWoltで配達するメリット・デメリットを徹底解説!
「今すぐにWoltの配達パートナーに登録してみなよ!」と言いたいのは山々ですが、みなさんにはデメリットまで含めご納得いただいた上でWoltの配達パートナーをやるかどうかを決めていただきたいんですよね。
というのもやはりWoltでも合う人合わない人はいるからです。
Woltのメリット・デメリットを余すことなくお伝えしたいと思って書いていたら非常に長い記事になってしまいました。
それでも少しでもみなさんに安心してもらった上でWoltの配達パートナーに登録してほしいと思っているので、ぜひ最後まで読んでもらえたら幸いです。
この記事は2023年2月13日現在の情報を元にしております。閲覧するタイミングによってはWoltの仕様が変わっている可能性もあります。
みなさんこんにちは、この記事を書いたかたぴです。現役でWoltの配達パートナーをやっております(累計配達回数は2500回以上)
Uber Eatsと比較した、Woltで配達するメリット
まず、Uber Eats と比較したWoltのメリットは以下の通りです。
- 商品の準備ができたら通知が来る
- 評価で一喜一憂しなくていい
- 配達パートナーの顔写真と名前はお客さんに公開されない
- お客さんから配達パートナーに連絡はできない
- 登録済みの車両変更のスピードが早い
- ピック前キャンセルならほぼペナルティーなし
- サポートの回答が丁寧で爆速
- 注文番号が3桁の数字のみ
ひとつひとつ見ていきましょう。
商品の準備ができたら通知が来る
Woltでは商品の準備ができると、配達アプリ上に「料理の用意ができました」と表示されます。
この表示を確認してからお店に入店するのがWoltの基本ルールです。
Uber Eats だと店内に入ってみたらまだ商品の準備ができてなくて待たされてイライラする人もいるでしょうし、店内での待機中に駐禁や車両の盗難が気になってしまう人も多いハズ。
Woltなら商品の準備ができる前にお店の前に着いたとしても、車両の前でギリギリまで待機できてすぐに車両へ戻れる安心感がありますね。
評価で一喜一憂しなくていい
Uber Eatsと異なり、Woltではパーセンテージの評価がありません。
裏側で何らかの評価はWoltがデータとして持っているとは思いますが、少なくとも目に見える形では表示されません。
なので、Uber Eats のように評価のパーセンテージが下がったことを嘆く必要もないですし、ショックを受けることもありません。
また、お客さんの画面にも担当する配達パートナーの評価は表示されないので、お客さんに「変な配達パートナーに当たった」「ちゃんと届けてくれるか心配だ」みたいな先入観を与えることもありません。
見えないのであれば無いのと同じですから。
お客さんから配達パートナーの顔写真と名前は見えない
Uber Eats と異なり、Woltでお客さんに表示される配達パートナーの情報は現在地と車両(自転車orバイクor軽貨物のアイコン)のみです。
Uber Eats のように配達パートナーの顔写真、名前、ナンバープレート情報は表示されません。
お客さんからするとどんな配達パートナーが来るのか分からずデメリットのようにも感じるところですが、配達パートナーからしたらメリットに思う人もいるんじゃないでしょうか。
周りの話を聞いている限り、顔写真や名前が表示されないために女性には好評のようですね。
お客さんから配達パートナーに連絡はできない
Uber Eatsと異なり、Woltではお客さんが配達パートナーに対してメッセージを送ったり電話をかけたりすることはできません。
Woltではお客さんはサポートチームにしか連絡できないのです。
過去にUber Eats で配達していて、いきなりお客さんからお怒りの電話がかかってきたり不愉快なメッセージが送られたりした経験ってありませんか?
住所などの連絡ならまだしも、お客さんから突然の電話やメッセージって基本的に好きって方はあまりいないんじゃないかなぁと。
Woltではお客さんが配達パートナーに連絡したいときは必ずサポートを通すことになっています。
つまり、変なメッセージが配達パートナーに届かないようにサポートがブロックしてくれるのはもちろん、配達遅延などによるお客さんの怒りもサポートが吸収してくれるんですよね。
配達パートナーは配達の仕事に集中できる、これはWoltならではの強みです。
登録済みの車両変更のスピードが早い
Woltでは登録済みの車両であれば変更申請してから数十分で変更してもらえることも。
例えばWoltの配達車両として原付と軽貨物の2台を登録している方であれば、晴れの日は原付で配達、雨の日は軽貨物で配達という切り替え作戦も可能です。すぐに変更してもらえるので。
これがUber Eats だと、過去に登録した車両でも再び自賠責保険・任意保険・ナンバープレート・車検証といった書類を提出して審査にかけないといけません。書類の期限が切れていなくても、です。なので変更に数日かかるとかザラなんですよね。
配達に複数台の車両を使い分けたい方にとってはWoltはかなり気楽に感じるはず。
ピック前キャンセルならほぼペナルティーなし
Uber Eats と異なり、Woltではピック前キャンセルはペナルティーがほぼありません。
例えば「ピック先に到着したけど駐禁が切られそうな場所なので心配」とかの場合でも気軽に配達キャンセルできます!
ちなみに、ほぼペナルティーなしと書いたのは、過去に何度かピック前キャンセルを連続でやったにもかかわらず、一度も運営から怒られたことがないからです。キャンセルの頻度が少ないに越したことはないんですけどね。
もちろんWoltだろうとピックした後のキャンセルはお店やお客さんに多大な迷惑がかかるため、車両故障して走れなくなったとか緊急時を除いてキャンセルは絶対にやらないように。度々やってるとアカウントに傷が付くので。
サポートの回答が丁寧で爆速
Woltのサポートはお客さんだけでなく配達パートナーに対しても回答が丁寧で爆速です(一次回答の早さ含め)
配達中に困ったことがあればすぐに対応してもらえますよ。
サポートの早さはWoltが競合優位性として売りにしているところなので流石と言いますか。
Uber Eats だと配達パートナーのランクによって待たされることもあるので、すぐに返信がほしいときに待ち時間が長いと困ることもありますからね。
注文番号が3桁の数字のみ
Uber Eatsと異なり、Woltでは注文番号にアルファベットはなく3桁の数字のみです。
Uber Eatsだと店員さんがたまに『0(ゼロ)』を『O(オー)』と書き間違えたり『B(ビー)』を『8(ハチ)』と書き間違えたりして、商品の受け渡しで「あれっ?」とか「もう一度いいですか?」ってなることもありますよね。
Woltでは注文番号が数字だけなのでそういった手間もありません。
ただ、注文番号が3桁の数字なのでお届け時に部屋番号と間違えないように気をつけてください。昔、注文番号を部屋番号と勘違いして『違う部屋のインターフォンを鳴らしてしまった』ということがあります…笑
Uber Eatsと比較した、Woltで配達するデメリット
次に、Uber Eats と比較したWoltのデメリットは以下の通りです。
- 全都道府県でサービス開始していない
- 配達パートナーを呼び出す時間の精度がまだまだ低い
- 報酬の振込は月に2回のみ
- 現金払いの配達のON/OFFはできない
- 地図上の現在地アイコンがヌルヌル動かない
- 地図の表示は常に北が上になる
ひとつひとつ見ていきましょう。
全都道府県でサービス開始していない
Uber Eats は2021年9月に47都道府県すべてでサービス開始しましたが、Woltはまだ47都道府県すべてでサービス開始していません。
また、Uber Eats とWoltが共にサービスを提供している街でも「Uber Eats より配達エリアが狭い」こともしばしば。
つまり、Uber Eats はやってるけどWoltはまだやってないという街は多いです。
配達パートナーをされている方の中で自宅がWoltの配達エリアに含まれている方はまだまだ限られるでしょう。
Woltの配達をやるために近隣の配達エリアまで出向くとなれば、Woltで気軽に配達できる人は限られてしまうかなぁと。
配達パートナーを呼び出す時間の精度がまだまだ低い
Uber Eats と異なり、Woltは配達パートナーを呼び出す時間の精度がまだまだ低いなと感じます。
Uber Eats は基本的に配達パートナーが店へ到着する頃に商品が出来上がるようになっているので、店頭で待たされずにすんなり受け取れることが多いです。
これは自分の予想ですが、Uber Eats はその知名度を活かした膨大な注文数からデータが集まって「配達パートナーを呼び出す時間の精度」がどんどん良くなっているんじゃないかって思いますね。
対するWoltは早く店に着きすぎて店での待ち時間が発生するか、逆に鳴るタイミングが遅すぎる(配達依頼が割り当てられた段階で既に商品の準備完了済になっている、ピック予定時間になっている)ことも。
もちろんそういった微妙な配達ばかりではないのですが、Uber Eats と比較すると「Woltは呼び出す時間の精度が低い配達が相対的に多いな」と感じますね。
このような仕様から、WoltではUber Eats ほどサクサク配達はできず1日の配達件数も少なくなりがち。
報酬の振込は月に2回のみ
Uber Eats と異なり、Woltでは報酬は毎週振り込まれません。
Woltの報酬の振込は以下の通り週に2回となっています。
- 毎月1〜15日の配達分は当月25日までに振り込み
- 毎月16〜末日の配達分は翌月10日までに振り込み
そのためUber Eats よりは資金の巡りは悪いのでご注意を。
現金払いの配達のON/OFFはできない
Uber Eats と異なり、Woltでは現金払いの配達のON/OFFを切り替えることはできません。
つまり、現金払いの配達に対応している都市で配達する場合はすべての配達パートナーに現金払いの配達が鳴る可能性があります。
ただ、これは現金払いの配達が必須というわけではありません。
どういうことなのかというと、Woltでは鳴ったとき(配達依頼が入ったとき)に現金払いかどうかが分かる仕様なんですよね。なので現金払いの配達が嫌な方は鳴ったときに拒否すればOKということです。
まぁ現金払いの配達をやりたくない方からすると毎回「この配達は現金払いなのかどうか?」を見て判断しないといけないので面倒なことは確か。
地図上の現在地アイコンがヌルヌル動かない
Uber Eatsと異なり、Woltでは配達アプリの地図の現在地アイコンがヌルヌル動かずカクカク動きます
また、現在位置の更新が遅れ、自分自身は動いているのに現在地アイコンは動いていないときも。
土地勘がないと「曲がるべき交差点やお届け先の建物をいつの間にか通り過ぎていた」なんてことにもなりかねません。
配達効率に大きく影響してしまうのでこの点はマイナスですね。
Woltに限った話じゃありませんが、他社で配達をするとUber Eats の地図が一番使いやすく見やすいと感じます。
地図の表示は常に北が上になる
Uber Eats と異なり、Woltの地図は常に北が上になります。
専門用語で言えば、Woltの地図はヘディングアップに対応しておらず常にノースアップということになります。
厳密には指の操作で地図を手動で回転させることはできますが、Uber Eats みたいに自分の進行方向に応じて自動で地図が回転してくれないんですよね。
私はUber Eats だろうがWoltだろうが「地図は常にノースアップで表示したい派」なので、Woltのノースアップ限定の仕様は気になりません。
ただ、「カーナビや他社での配達でいつもヘディングアップだよ」っていう方はWoltの地図に慣れるまで時間がかかるかも?
ノースアップ・・・地図で常に北を植え向きに表示すること
ヘディングアップ・・・地図で常に進行方向を植え向きに表示すること
まとめ
この記事では、Uber Eatsと比較したWoltで配達するメリット・デメリットについて解説してきました。
まず、Uber Eats と比較したWoltのメリットは以下の通り。
- 商品の準備ができたら通知が来る
- 評価で一喜一憂しなくていい
- 配達パートナーの顔写真と名前はお客さんに公開されない
- お客さんから配達パートナーに連絡はできない
- 登録済みの車両変更のスピードが早い
- ピック前キャンセルならほぼペナルティーなし
- サポートの回答が丁寧で爆速
- 注文番号が3桁の数字のみ
また、Uber Eats と比較したWoltのデメリットは以下の通り。
- 全都道府県でサービス開始していない
- 配達パートナーを呼び出す時間の精度がまだまだ低い
- 報酬の振込は月に2回のみ
- 現金払いの配達のON/OFFはできない
- 地図上の現在地アイコンがヌルヌル動かない
- 地図の表示は常に北が上になる
フードデリバリーの中ではWoltはかなりちゃんとした企業と言えるでしょう。
配達パートナー登録時の適性テストしかり、安心感や信用構築には非常に力を入れています。
Woltも合う人合わない人がいるフードデリバリーですが、少なくとも配達中の安心感は格別ですね。
もしこの記事を読んで「Woltの配達パートナーの仕事に興味が湧いた!」という方は、当ブログで配達パートナー登録の流れについても解説しているので合わせてどうぞ。